アドセンス広告のクリック率を語る上で、争点になることが多いのが配置する場所です。サイドバーの右上だとクリックされやすとか、記事中も率が高いとか。ちょっと検索してみても、そんな話題で持ちきりです。
場所によって変わることは間違いないことですが、個人的にはそれよりも大切だと考えるポイントがあります。記事の流れ、書き方です。
記事が広告への橋渡しが出来ているか否かによって、クリック率は大きく影響されるのです。
アドセンスの種類と形式を知る

アドセンスコードを埋め込んだ位置に自動配信されるGooglアドセンスの広告。無秩序にランダム配信されているわけではありません。(誰もそんなこと思ってないですよね)
アドセンス広告は、コンテンツマッチ型を基本形に配信されます。コンテンツ、つまり記事の内容ですね。不動産関連の記事には不動産会社の広告、ダイエット関連の記事にはダイエット食品などの広告が優先的に掲載されます。
他にはパーソナライズド広告、プレースメントターゲット広告といったものがあります。パーソナライズド広告は、以前までインタレストマッチ、インタレストベース広告と呼ばれていたもので、閲覧ユーザーの検索履歴などから、興味関心にあわせた広告が掲載されるシステム。
amazonや楽天で見て回ったジャンルの商品が、関係ないサイトの広告枠で表示されたりするのがそれです。
プレースメントターゲット広告は、ターゲットを決めて決まった広告を掲載する個別の方法です。
・興味のある記事を通して表示された広告
いずれの場合も、ユーザーがまったく興味のない広告が掲載されにくい仕組みになっています。
広告への橋渡しとは

パーソナライズド広告について、こちらから予測対応できることはありませんが、コンテンツマッチについては対策することができます。それが記事への橋渡しです。
それは記事タイトルと着地点の役割が大きいものの、記事全体で作り上げるものです。
記事の内容が薄いものや、タイトルから期待された内容でない場合も「単なる離脱」の可能性を高めます。そして、一番クリック率が高くなることが多い「記事終わり」に配置する広告は、まさに橋渡しの出来具合が非常に大きく関わります。
記事終わり広告に対するユーザー心理もパターンはありますが、わかりやすいもので説明するとこうです。
↓
②関連する情報が他にも欲しいな
↓
③関連する広告みっけ
↓
④広告クリック
理想は「面白くて記事に満足したけど、完全ではない」状態です。
面白くなければ途中離脱されますし、大満足だった場合もさらに広告へ進もうとは思わないでしょう。満足の度合いを個別予想することは不可能なので、満足してもらえる記事作成に集中するだけでOKです。あとは確率論ですね。
記事終わりにコンテンツマッチで表示されるのか、パーソナライズドで表示されるのかはわかりません。
いずれにせよ、タイトルによる検索ユーザーの満足を意識した記事に仕上げること。それが記事終わりの広告のクリック率を高め、ひいては全体のパーセンテージを引き上げることになるのは間違いありません。
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