Youtubeの広告撤退からスライドショーやコピー動画の「稼ぎ」の在り方を考える

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世界の大手広告代理店たちが撤退し、YouTubeが窮地に立たされているといいます。2016年末から、日本の収益化規制も、これまでにも増して厳格化傾向にあることは周知の事実です。

いわゆる「削除祭り」が2017年春現在にも続いているわけですが、個人的にはしごく自然の流れのように感じています。むしろ今までが、黎明期特有の手探りで進んできた状況だっただけではないのでしょうか。

WEB広告の在り方、広告収入を元にした稼ぎ方を見直す時期に入ったのかもしれません。

世界の大手広告代理店たちがユーチューブから撤退

世界6位の広告代理店ハバス(本社フランス)はユーチューブへの出稿を停止した。同社の英国オフィスはドミノピザやエミレーツ航空、BBCなどを顧客に持っている。ハバスのユーチューブへの広告出稿額は年間1億7500万ポンド(約240億円)に達するが、これをすべて取り下げた。ガーディアン、ロレアル、ホンダ、大手スーパーマーケットのセインズベリーズらも出稿を停止している。

Forbes JAPAN
出展:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170321-00015613-forbes-bus_all

悪質な動画に自社の広告を表示させたくない

広告を打つ企業として、当然の意見ですよね。民法のテレビ番組が提供スポンサーによって成り立つことは誰もが知るところですが、YouTubeも同様です。

視聴率の取れない番組やBPO(放送倫理・番組向上機構)から指摘されるようなプログラムに出資したくないのと同じで、企業イメージを落とすような動画はもちろん、メリットのない媒体への支出は無駄でしかなということです。

もともと海外は、人種差別や宗教といったセンシティブ情報の表現に対して、とても敏感な意識を持っています。今回の大手広告代理店の撤退は、そういった動画に表示されることを避けることが主たる目的というわけですね。

YouTubeJapanへの影響

The Timesのイギリス版では、トヨタやマクドナルド、ドミノピザなどの企業も広告を引き上げたと報じています。こうした有名企業の海外での動向が、YouTubeJapan、日本国内へ影響がないと考える方が不自然です。

韓国や中国、北朝鮮に対する批判色の強い動画は、以前から広告が表示されにくい(そもそも収益化審査が通らない)傾向がありましたから、さらに厳しくなっていくのではないでしょうか。

これまでもYouTubeではアドセンス広告で収益化する上で、ポリシーやガイドラインを厳格化させ、違法アップロードやコピーコンテンツの自動、目視削除を行ってきました。しかしながら、今回の報道は、対応が追いついていなかったことへの結果といえるのかもしれません。

日本YouTube特有の悪しき風習(?)

また、日本特有のYouTube動画「スライドショー」があります。多くのYouTube視聴者からつまらない動画と敬遠され、一部では「動画ではない無駄な紙芝居」「アフィカスの乞食動画」とまで評されるコンテンツです。

サムネイル画像や動画内の表現はけっこう刺激的ですが、内容そのものは構成含めしっかり作り込まれています。特に、中盤以降の考察や主張は、僕も強く共感します。ぜひ視聴してみてください。

ちなみにこの動画では、コピー記事から大量に生成されている違法スライド動画は削除されにくいと紹介されていました。たしかに以前はそうでしたが、これらの動画も現在は「削除祭り」の対象となり、その多くがアカウントごと削除されています。

見たい動画が上位表示されない

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一時期話題になっていたのが、「高校野球」での検索結果画面です。タイトルやサムネイル画像からも分かる通り、あからさまなコピーコンテンツですよね。

そしてそのほとんどの動画が収益化されているのです。先ほどの動画でも語られていましたが、このような動画が上位を独占する環境では、優良なクリエイターやコンテンツが育つはずがありません。

まだまだYouTubeの独り勝ちといえる動画投稿サイトですが、こうした状況の放置は、人離れを起こす大きな原因になりえるわけです。想いやアイディアを詰め込んだ作品より、数分で作ったコピー動画が稼げる(つまりは価値があると評価)となれば、そうとうな志がなければ継続は不可能でしょう。

普通に考えて、1日に数十本もの低品質の動画をアップするようなスパム行為が、歓迎されるはずはありません。広告出稿元にとっても利用者にとっても、優良なプラットフォームであることをGoogleは目指していいるのです。

今後はさらにYouTubeアドセンスでの収益化は厳格化されていきますが、「洗練」や「成熟」と捉えるべきだと考えています。

これからのネットビジネスの稼ぎ方

今回はYouTubeから世界的な大手広告代理店が撤退するニュースを取り上げて考えてみましたが、もちろんYouTubeやGoogleアドセンスに限った話ではありません。

僕たちアフィリエイトから収益を挙げている者全体、ひいてはWEB広告やブラウジングそのものについての問題だと感じます。少なくとも「ビジネス」とは、他者の権利を横取りして得るものではなく、もっと崇高でクリエイティブであるべきです。

個人ブログなどのサイトでも、部分的にリライトしただけのコピー記事や価値の低いコンテンツを目にする機会は少なくありません。そういったものから収益を上げることは、やはり正当といえるものではないですよね。

僕は、自分がビジネスとして実践できるものか、人に勧められるものかを判断するために「親や友人に胸を張って語ることができるものかどうか」を、ひとつの指針としています。

そんな悠長なものではない、そんな甘いものではないと言う人もいるかもしれませんが、そう決めて今までやってきました。「お天道様に顔向け出来ない」ではありませんが、誇りと自信、感動は持ち続けていたいですからね。

いずれにせよ、中身や価値のないコンテンツは淘汰され、これからもハードは上がり続けることでしょう。しかしながら、この状況を「稼ぎにくくなる」と嘆いてはいけません。時代は常に変わります。

僕たちは、さらに高い価値を提供するための努力を重ね、工夫を凝らすことが大切なのです。

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ABOUT運営者情報

北海道出身、東京都在住。幼少期から音楽に触れ、ビジュアル系バンドでの活動を経て作曲家へ。その後、大手IT金融グループ社員を経て独立。現在はアフィリエイトやネットマーケティングのコンサルティングを通じて、研鑽の日々を送っています。