インターネット上のあらゆるWEBサイトを保存するアーカイブサービスで、もっとも有名なのがwayback machineです。
1996年から全世界のWEBサイト巡回がはじまり、今では数千億のURLを保存しているとか。膨大な情報が無料で公開されおり、全世界で貴重なWEB資産として認識されています。
中古ドメインを購入する際には、このwayback machineでの検索確認が必須となっていますが、新規作成の時もしておいた方がいいです。なぜそんなことを言うのかって?それは、僕は「新規作成したドメインが偶然にも中古ドメインだった」経験があるからです。
wayback machineでドメインの歴史を確認

▶外部サイト wayback machine
wayback machineでURLの検索をすると、そのドメインの歴史がわかります。カレンダー上のマークは、スナップショットが保存されている目印です。クリックすると、その時点のサイトが再現されます。

10年前の2007年8月のYouTubeです。こんなレイアウトでしたっけ?日本の大手サイトも数多く保存されているので、いろいろ見て回るのも楽しいですね。
がしかし、本題はそうではありません(笑)
ドメインの新規作成も慎重に
以前、新規作成したドメインが実は中古だったという経験があります。それはありふれた英単語の組み合わせのドメインで、誰でも考えつくドメインだったことが原因でした。
新規作成した後は、エックスサーバーに登録してWordPressをインストールして。こちらの記事で書いた通り、いつもの手順でサイトを公開しました。
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そして十数記事をサイトに入れたところで、異変に気づきます。何かおかしいと思っていた理由が、確信に変わったという感じです。
記事が全然インデックスされない(汗)
しかも、Fetch as Googleでインデックスさせても、翌日には消えているという謎現象です。
そこでようやく中古ドメインの可能性を考え、wayback machineで確認することになります。そして、結果は黒。何年も前からのアーカイブが複数残っていて、英語で作られたサイトでした。
それを見た時点で「捨てる」決断をしたので、バックリンク(被リンク)などの確認はしませんでしたが、こんな偶然もあるんです。
中古ドメインは、ドメインエイジや被リンクの恩恵を引き継げることがメリットですが、その逆の影響もそのまま継承するので当たり外れが激しいものです。選別に長けた目を持っていないと、リスクの方が高い買い物と言っていいでしょう。
そんなリスクの高いカードを偶然に、しかも新規作成で引いてしまわないように。
新規作成するつもりのドメインが、一般的な英単語の組み合わせの場合は、wayback machineで一度チェックすることをおすすめします。
ブラックリストチェックも

wayback machineと同様、中古ドメインの確認作業で利用されることの多いサイトです。
▶外部サイト aguse.jp
こちらはドメインでおわかりの通り、日本のサイトです。ドメインを入力して検索すると、サイト情報やサーバー情報、IPなど様々な情報が取得できます。
一番下の最後の項目にブラックリスト判定結果があります。複数の民間団体で、悪質なサイトを登録して公開しているリストへ照会をかけ、返された結果が表示されます。
すべて◯SAFEであればOKです。
場合によっては、wayback machineと併せて確認するのが安心かもしれないですね。
思わぬ失敗にならないよう、注意しておきましょう。
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